新型コロナのパンデミックが始まって以来、弊社は2021年4月より、B2B&B2CからB2Bへと焦点を絞りました。また、訪日旅行のスペシャリストとしてコロナ禍の2~3年間は日本政府観光局(JNTO)主催のオンライン商談会に参加し、世界中の旅行会社やエージェントと関係を築く機会を頂いた中で訪日旅行の変わらない人気の高さを改めて思い知らされました。多くの人が待ち望んていた、閉ざされていた扉が2022年6月についに外国人観光客へ開かれました。それに伴い弊社へも問い合わせが殺到し、お陰様で秋ごろからは弊社もコロナ前と同じ水準までお客様をご案内させて頂いております。これからも弊社はB2B専門の旅行会社として、お客様との出会いを大切に日々成長していきたいと存じます。今後も進化し続けるLuxury Travel Japanを宜しくお願い致します。
最後に日本の伝統楽器について少しお話ししたいと思います。
日本古来は弥生時代からある「箏」または「琴」の製造数は1970年代には2万5800から2017年には年間3900まで落ち込んでおり、つまり琴を習う数もこの50年間で6割以上減少しており、琴を作る職人も減少の一途を辿っており、これは和楽器における深刻な危機と言えるでしょう。
私は熊本県の祖母や叔父たちが琴、三味線、尺八を教えていたこともあり、母の薦めで琴、三味線を18年前に習い始めました。そしてその後、15年ほど前から日本在住の外国人の方を中心にお琴と三味線の出張演奏とワークショップを始めたのをきっかけに、着物の着付けも習得しました。これまでに各国の大使館のパーティー、インターナショナルスクールの文化祭、日本酒の会、企業、料亭、老人ホームのボランティア演奏などに呼んで頂いた実績があり、お琴と三味線の出張演奏の先駆けであります。また、2014年に旅行会社を立ち上げてからは、弊社のお客様にもワークショップを開催しております。
私たちは、大勢の人の前で演奏を披露するというよりは、お客様に日本語や英語でお琴の歴史や文化のお話をして、実際に琴に触れて、日本文化に身近に親しんで頂くことを得意とし、日本文化を広めることを目的としています。
お琴のワークショップが特別な体験と申しますのは、そもそも日本の伝統楽器であるにもかかわらず、お琴や三味線を見たり弾いたり聞いたりした経験がある人が少なく、私たちのように出張演奏をしたり、ワークショップの開催経験がある人材が非常に少ないのが現状であることも理由の一つです。それに加えて、私たちは、皆様とのコミュニケーションを楽しみ、お琴に興味を持って下さる皆様と素敵な時間を共有することに心から喜びを感じていることも特別な体験に繋がっていることと存じます。
人気の文化体験の一つである茶道体験がわびさびの世界であるのに対し、琴音楽の世界は華やかな雅の世界ではないでしょうか。
冒頭、お琴は弥生時代からの長い歴史があると申しましたが、平安時代に紫式部によって書かれた源氏物語に登場するお姫様たちがお琴を弾いていたことからも証明できます。この様なお話を海外のお客様にしますと、日本の歴史と伝統の深さに驚かれます。
日本の皆様にもぜひ失われつつある日本の大切な伝統楽器、優しいお琴の音色に触れて演奏体験をして頂きたいと思います。きっと楽しく一生の思い出になることでしょう。
堅苦しくないカジュアルな雰囲気の中で楽しみながらお琴体験ができます。弊社が窓口となりますので気軽にお問い合わせください。
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